NDフィルター(Neutral Density Filters)
NDフィルターは、所定の波長に対して、波長を選ぶことなく光量を落とす目的に使用されます。透過率は、一般的にはOD(Optical Density)で、計算されます。
加工仕様
外径 板厚 平行度 波長(紫外) 波長(赤外) 濃度公差
φ10〜 0.5t 5″以内 200nm700nm 700nm1100nm ±10%
材質:低膨張ガラス(石英など)
光学濃度
(OD)
透過率
(T)
吸収率
0.3 50.0% 35.0%
0.5 32.0% 38.0%
1.0 10.0% 45.0%
1.3  5.0% 45.0%
1.5  3.2% 42.0%
2.0  1.0% 44.0%
2.5  0.3% 44.7%
3.0  0.1% 44.9%

反射型
反射型NDフィルターは、インコネルの膜厚により光学濃度(OD)を制御いたします。
なお、フィルターは膜面を光源に向けて垂直入射で使用いたします。

反射型(UV−VIS用)
紫外〜可視用(200nm〜700nm)のNDフィルターです。
高精度な平行平面板を使用して製作されますので、一般的な多色光源のインコヒー
レントな光だけはなく、レーザー光のようなコヒーレントの光に対しても使用可能です。

反射型(近赤外用)
近赤外用(700nm〜1100m)のNDフィルターです。膨張係数の低い平行平面板
にて、製作いたします。これにより近赤外(LED)や多色光源だけはなく、YAG
レーザー(1064nm)を含む近赤外の光量減衰にも使用できます。

吸収型
反射型NDフィルターは、反射を抑え、主に吸収によって、光を減衰させます。
減衰率(透過率)は所定の波長において、波長を選ばす一定です。
戻り反射を抑えたい場合は、吸収型をおすすめいたします。





HOME